世界の片隅で紡ぐ音楽 2008年08月

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メロディ付け

良い歌詞は勝手にメロディを連れてくる、というのが、これまでの作曲活動で得た大きな経験です。そういう意味では、この「いいな」の歌詞も、1~2回読んだだけで、現在のメロディがほぼ出来上がりました。

この歌詞は最初、1番と2番が同じ形式で書かれていたので、1番のメロディを付け終わった時点でほぼ100%完成だったのですが、同時にちょっと物足りなさも感じていました。

コラボをする以上、やはりコラボして下さる方々を良い意味で驚かせたい、といつも思っています。それが新しいことへのチャレンジに繋がると思うのです。「いいな」の初版の歌詞は、サプライズを演出する箇所が見当たらなかったのが、その「物足りなさ」の理由でした。

ところが、野分さんに歌詞のある部分の修正をお願いした後に出てきた歌詞が、1番とは違った形式になっていたので、「これは!」と思った訳です。あざといと言えばあざといのですが(笑)、ここで思いっきり盛り上げる展開をつくってやろうと考えました。

そうやって狙って作った部分が、野分さんに大変気に入っていただいたようで、本当によかったです。

このメロディをアレンジするに当たっては、常にある曲を頭に思い描いていました。前のエントリーで「終わりゆく夏の夕暮れ」と書いたのを読んで、勘の鋭い方は分かったかも知れません。

その曲とは、井上陽水の「少年時代」です。次回はそのアレンジについて語ります。


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届きました

Repackage
livetuneさんの曲は、すでに何曲かiPodに入れているのですが、やはりCDが欲しくてamazonで注文してしまいました。いやはや、すごいですねぇ。

まあでも、よくよく考えてみれば、世の中の有名なアーティストは皆アマチュアの時代を経てメジャーになっていっているわけで、その上へ上へと駆け上がっていく場所が路上や小さなライブハウスからネットに移っただけ、とも言えるわけですが、やはりミク発売から1年でこういう状況になったというそのスピード感は今までになかったものかも知れないですね。

まだちゃんとしたステレオで聴いてなくて、PCでちょこっと聴いただけなんですが、確かにMP3とは違うなー、とは思うものの、ちょっとコンプレッサーが効き過ぎ?と思うような、やや過剰な音圧がある気がする・・・・・・・。そのうち慣れてくるのかな?

初めてのミックスダウン~完成

DTMをやっている人にとって、ミキシングというのは永遠の課題なのではないでしょうか。

少なくとも私にとってはそうです。実際にやってみると、これほどに奥が深くて難しいことはありません。それなのに、せっかく苦労して作った曲が生きるも死ぬもミックス次第という面があるため、とてもやっかいです。

ちょうどいい具合に、DTMマガジン誌上でミキシング講座の連載があったので、それを読みながらオケの各セクションの定位、ドライバランスを調節していきます。とくに「echoes」の場合は複数のシンセリードの共鳴でミクの声がかき消されないように気を遣いました。

今改めて聴いてみると、ニコニコ動画でいただいたコメントの通り、キックスがぼやけた感じだったり、色々とツッコミどころは多いな、と思います。

今でもちょっと悩んでいるのが、書き出したMP3のボリュームレベルが上手く上がらないことです。私の曲のMP3をダウンロードして、iPodなどで聴いていただいた方は、他の曲に比べて「音が小さいな」と思われたのではないでしょうか。

「お前のミックス技術が悪いからだ」と言われてしまえばその通りなのですが、バランスや音圧、ボリュームの調整を細かくやって、マスターレベルをクリッピングノイズ発生のギリギリまで引き上げてみても、MP3にレンダリングすると何となくか弱い音になってしまいます。

そこで思いついたのが、FL Studioに付いているデモソング(めちゃくちゃカッコイイ曲が沢山付いているのです!)をMP3にレンダリングしてみること。プロが作ったミックスでも同じ結果になるなら、ミックス技術よりもPC環境に依存している可能性が高いと言えます。

結果は、私の曲よりは良いですが、やはり弱い。というわけで、今後はミックス技術の向上に加え、ハードやソフトなどの環境面も視野に入れた改善策を練った方がよさそうです。

こんな感じでどうにか作りあげた「echoes」を、うさみみさんの素敵なイラストの力を借りてニコニコ動画にアップしました。出来はともかく、完成させることができたということが、その後の創作活動の大きな自信になりました。


次回からは新曲「いいな」のことや、音楽制作にまつわる雑談を書いていこうかと思います。

オケ作り(3)~作詞~歌入れ

2回目のサビの後は、まったく違う曲のような展開にしています。特に何かを意図していたわけではなく、なんとなく作ってしまったという感じ(笑)。キックスの裏拍にリードシンセをぶつけて、無理矢理後ノリにしてます。これでほぼ全体のオケが完成です。

そしていよいよ作詞に取りかかります。オケ作りだけでもうヘロヘロだったのに、さらに作詞って・・・・・・。いくら考えても言葉が思い浮かびません。完全に行き詰まってしまったので、仕方なく仕事の研修で学んだ思考法のノウハウを応用することにしました。

まず大きく、「恋愛」系と「失恋」系とカテゴリを作ります。そしてそれぞれに思い浮かぶキーワードを片っ端からメモしていきます。このとき、筋書き、脈絡は一切考えません。それを考えた瞬間から言葉が出てこなくなります。そして出来上がった語群を眺めて、なんとなくつながりそうなものを拾い上げて歌詞にしていくわけです。

結局、この曲の歌詞は失恋系の歌詞になったわけですが、採用しなかった恋愛系のメモはこんな感じです。

胸の鼓動/聞こえたらどうしよう/顔を見られなくて/私の思いを伝えて/大きな手が好き/本当に私でいいのかな/わざと憎まれ口/笑った顔が好き/そんな私を笑ってくれる/低い声が好き/掴まれた手ばかり見つめてた/いつもより口数が多くなる/照れ隠し/勇気を出して etc.

これを眺めていると、男の子の仕草にドキドキして、「好き」という思いを募らせる女の子が、勇気を出して一歩踏みだそうとするストーリーが出来そうな感じです。

こうして何とか歌詞を書き上げて、いよいよミクさんに歌っていただきます。曲の最後の方の「ラ・ラ・ラ」は、実は元々歌詞が入っていたのですが、あまり良く聞こえなかったため、コーラスに変更しました。全体にジェンダーファクターを上げ気味にした以外は、ボカロエディタ側での調整はあまりしていません。

しかしFL Studioでオケと重ねてみると、発音毎に声量がバラついているように聞こえます。PCのパワーがあればReWire接続でリアルタイム再生しながらエディットできるのですが、私の非力PCではボカロエディタでwave出力→FLに貼付、再生の繰り返しです。これはやたらと時間がかかるので、結局FL側でボーカルトラックのボリュームコントロールをオートメーション化し、発音毎に音量を調整する方法を採りました。

- echoes -  作詞:hypersaw

今も キミのことが 好きだよ
遠く 遠く 離れても
キミが くれた 思い出だけが
胸の 奥で 響いてる

あの日 キミが 不意に 口にした
言葉で 全てが 分かったの

キミは とても 優しすぎるから
なんにも ないような ふりしてる

だから ワタシ キミに ウソついた
『キミの その優しさが キライ』と

もしも 二人 出会わなかったら
こんな思い すること なかった

でもね 時を 戻せるなら
またね キミに 出会いたい
今は キミがくれた この歌
胸の 奥で 歌うよ

今も キミのことが 好きだよ
ココロ 遠く 離れても
キミが くれた 思い出だけが
胸の 奥に 響いてる

今も キミのことが 好きだよ
遠く 遠く 離れても
キミが くれた 思い出だけが
胸の 奥で 響いてる

la la la la la la.......

オケ作り(2)

昨晩、「echoes」を作った頃を思い出しながら、FL Studioで適当なコードを作ってループさせ、そこにsaw系サウンドのパターンを乗っけたりして遊んでいました。うん、やっぱりトランスは音がいいし楽しい。次はまたトランスっぽい曲にしようかな。

さて「echoes」ですが、最初に出来たサビの部分をいきなりイントロに持ってくることにして、その後にAメロに入る構成にしました。Aメロはなかなかメロディが思いつかなかったので、ベースのパターンをまず作りました。それを単純に4回リピート(笑)。

そのベースパターンに、ピアノを入れます。エレクトロな音の中にピアノの音が入っていると、ちょっとおしゃれな感じになります。そこにpluckのような音でシーケンスパターンを追加。これはSUPERWAVE P8というフリーの音源のプリセットのベース音を使っています。4回の繰り返しにちょっとずつ変化を付けるため、

1回目 : キック+ハット+ベース+ピアノ
2回目 : 1回目にスネア(正確にはスネア+クラップ)を追加
3回目 : 2回目にシーケンスを追加
4回目 : 3回目のシーケンスをsawサウンドにグラデーションさせながら入れ替え

という形にして、徐々に盛り上げていきます。最後にメロディ付けをしました。Bメロはなく、2回目のサビに直結です。だんだん曲の形になってきました。

新曲できました

この1ヶ月間手掛けていた(といっても、途中夏休みでサボってた期間もありましたが)新曲「いいな」が完成したので、ピアプロにアップしました。

この曲の制作裏話はまた追々語っていくことにしようと思いますが、作曲・編曲で目指したのは、まさに今の時期、終わっていく夏の夕暮れ、ひぐらしと秋の虫の声が同居する季節に似合う曲にしたい、ということでした。

シンプルながらストレートに心に響く言葉の数々が織りなす歌詞に、是非耳を傾けていただけたらと思います。

ニコニコ動画にアップした時には、またここでPRいたします。

オケ作り(1)

さて、生まれて初めての作曲活動に突入したのですが、何しろコードの知識はない、アレンジの経験はない、DAWもいじるのも初めて、あるのは幼少の頃のピアノの経験だけ、という「IKUZO状態」からのスタートです。どこから手を付けていいのかも分かりません。

ちなみに、このブログで私が「コード」と呼んでいるのは「和声、和音」というニュアンスです。いまだに「Cマイナー」とか、いわゆるコード名称は良く知りません。ただ、幼少の経験というのは本当に貴重で、「このメロディにはこの和音」というのが感覚的に分かるので、ピアノロールに打ち込んでは聴き、聴いては修正する、の繰り返しでコード付けをしています。

まずはサビの部分のメロディから。曲の顔となる部分から作るのが作りやすそう、と思ったし、モチベーションも上がるからです。「echoes」は最後に歌詞を作ったので、完全に鼻歌作曲ですね。BPMを140に設定して、4つ打ちの簡単なリズムトラックを並べ、そこにメロディを乗せていきます。FL Studioは元々ステップシーケンサーだった頃の構造を最新バージョンまで維持しているので、「Aメロ」「Bメロ」「サビ」「ブリッジ」といった部品毎に曲作りをするのに非常に便利です。正直、最初に選んだDAWがFLじゃなかったら、投げ出していたかも知れません。

最初なので、メロディがいいのか悪いのか判断する余裕もありません。ひいひい言いながら、なんとかサビのメロディを完成させ、ベースラインを16ビート風のパターンで作って合わせます。そして、いよいよトランス風のアレンジを加えていきます。

トランスと言えばsaw系サウンドによる細かいシーケンス。FL Studioのメイン音源であるSytrus(シトラス)には、hypersawを始めとしてsaw系サウンドが沢山プリセットされています。どれも攻撃的で音圧が強く、カッコイイ音ばかりです。これを使って、メロディラインをトランス風のシーケンスに分解していきます。それに重ねるコードのアルペジオパターンも、サウンドを変えて手打ちで作ります。

作り終わって試し聴き。勉強のために聴いていたのがSYSTEM Fだったこともあって、雰囲気がちょっと似てるかも。「初めて作ったにしてはそれっぽいwwwww」と、とても嬉しかった覚えがあります。

新曲の進み具合など。

新曲「いいな」は個人的な事情から、8月中の完成を目指して急いで作業中です。

というのも、私が使っているノートPCのCドライブの空き容量がとうとう1Gを切ってしまい、PCの動作に影響が出てきたからです。要らないアプリをアンインストールしたり、重いファイルをDドライブに移したり、ドライブの圧縮をしてみたりしたのですが、効果ははかばかしくありません。

だからといって、今すぐに買い替えると、セットアップやらファイルの移動やらで、制作の時間が取れなくなる。というわけで、この曲を仕上げたらゆっくり環境整備をするつもりです。

今回の曲はアコースティックな感じを目指していますが、FL Studioは生楽器系の音源が弱く、付属音源だけではどうしても限界があることを実感しました。特にピアノや弦楽器は、微妙なニュアンスの変化に「らしさ」が宿っているため、やはり専用に作り込まれた音源でないと、「テラMIDI」なオケになってしまいます。

だからといって、今のPCは空き容量の事情から、新たな音源を追加する余裕がありません。いろんなところをごまかしながらオケを煮詰めているような状況です。それでもなんとか70~80%くらいのところまで来ていると思います。

オケがシンプルな分、初音ミクの微妙な発音も気になってしまいます。「け」「げ」「で」といった「え」段の発音には毎回苦労させられているのですが、今回の歌詞には「だけで」のように「え」段が多い(笑)。おそらくボーカロイドは同じ発音でも何種類かのサンプルを持っていて、それがある規則性に則って選択されているんだろうと思いますが、どうもクリアな発音が出てきません。

有名Pの方の優れた曲は、こうしたミクの微妙な不具合を取り除いて、さらに1声1声、抑揚をつけたり、声量バランスを整えたりする作業をしているはずで、おそらくそれだけで1曲分のオケのアレンジに匹敵する作業量になっていると想像します。まとまった制作時間がなかなか取れない私には到底無理です(笑)。

それでも、今回も自分なりにはなかなか良い曲に仕上がりつつあると感じています。

「echoes」 初音ミクとの出会い

私が初めて初音ミクを知ったのは、ニコニコ動画です。

当時、「歌ってみた」カテゴリに夢中になっていた私は、サリヤ人さんやガゼルさん、Jさんの動画をリピートしまくりながら、新たな「歌ってみた」動画の検索に余念がありませんでした。

そこにしばしば、「初音ミクに歌わせてみた」という動画がひっかかってきたのですが、正直まったく聞くに堪えず、興味が湧きませんでした。

そんなある日、ネットのニュースで初音ミクのオリジナル曲が話題になっていることを知ります。それを伝って、「あなたの歌姫」「ハジメテノオト」を聞いて衝撃を受けました。

普通は、「ソフトがこんなに歌えるのか!」という感想なんでしょうが、私の場合は歌詞と音楽性の高さ、それにDTMの進化に対する驚きの方が大きかったです(もちろんミクにも驚きましたが)。それからは「歌ってみた」漁りはパッタリとしなくなり、「ミクオリジナル曲」タグ漁りが始まります。

初音ミクを買おう、と決心するきっかけになった曲は、mikuru396さんの「melody...」、うたたPさんの「ストラトスフィア」といったトランスでした。元々テクノ音楽が好きだったこともありますが、それまで私のトランスに対する認識は、カン高い女性ボーカルがめちゃくちゃ速いBPMで歌いまくる、いわゆる「ギャルトラ」しかなかったので、この2曲はそんな私の先入観を壊してくれました(ミクの声もカン高いじゃん、というツッコミは無しの方向で)。

で、初音ミクを買う前にDTMのお勉強を開始します。DAWの中では比較的安く、ダンス系ミュージックに強い、体験版を使ってみた、という理由から、FL Studio 7 XXLを購入。そして同時進行で聴いていた色んな音楽の中から、下の曲に出会ったのが決定打となり、最初のミクオリジナル曲をトランスにしようと決心しました。

Gouryella 「Ligaya」 : SYSTEM F(Ferry Corsten)とDJ TIESTOのコラボ・ユニットによる名曲。


Gouryella 「Tenshi」(天使) : Gouryellaは「グリエラ」と読む。この2曲は音楽も映像も超クール。

歌入れ~動画作成~カップラーメンP襲名

しばらくの間ピアプロに書いていたのですが、ミクの調整に関してはほとんど何もしていません。ボーカロイドエディタ側では歌詞をベタ打ちし、FL Studio側でコンプとリバーブをかけているだけです。今聴いてみると、もっとやりようがあったなとは思いますが、そういう出来の悪い部分も含めて自分の足跡なので、今のところ修正して再度アップしようとは考えていません。

ただ、キーが高すぎることについては、少々聞きづらい感じがありましたので、キーダウンバージョンをピアプロにアップしています。

曲名「アストロゲイト(astrogate)」は、「宇宙飛行する」という意味の動詞です。名詞の方がいいかな、とも思ったのですが、カタカナにしたときの据わりの良さと、言葉の響きが気に入って、これにしました。

動画は最初、うさみみさんのイラスト1枚だけにするつもりでした。ですが、せっせと字幕を入れる作業をしている最中に、色んな画像を入れてみたい衝動に駆られ、宇宙から見た地球の写真や、戦争で悲しむ人々の写真などを探して、歌詞の内容に沿って入れてみました。

できた動画を見てみると、自分でも笑ってしまうくらい写真がうまくハマっていたので、ニコニコ動画へのアップの報告をうさみみさんにお入れした時に、「カップヌードルのCMみたいになった」と思わず書いてしまいました。

それをどなたかがご覧になったのか、動画には「カップラーメンのCM」というタグが付き、やがて「カップラーメンP」というタグが付けられた、を付けていただいたと(笑)。

正直に言います。速攻でタグロックとはいきませんでした(笑)。でも、P名を付けてもらえたということはすごく光栄なことだなと思ったし、自分が作った動画の特徴を捉えた、とても良いP名だとも思ったので、頂戴することにしました。今ではとても気に入ってます。



NISSIN CUP NOODLE CM NO BORDER(No.2):シリーズでは一番好きかな。


NISSIN CUP NOODLE CM NO BORDER(No.7):アストロゲイトの世界観に一番近い。


次回からは初めてのオリジナル曲「echoes」について書いていきます。
プロフィール

hypersaw

Author:hypersaw
ピアプロでは「hypersaw」、ニコニコ動画では「カップラーメンP」として活動中の週末音楽家。リンク、コメント、大歓迎です。

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