世界の片隅で紡ぐ音楽 初音ミク誕生5周年

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初音ミク誕生5周年

初音ミクが誕生してから5周年ということで、ネット上ではいろんな催しが行われてますね。

ニコニコ動画上では有名Pによる記念曲や、動画師さん達によるメドレーPVなど、非常に内容の濃いムーブメントが展開されています。どれも初音ミクが発売された当初では予想もつかなかったようなハイレベルなものばかりです。こういうの見ていると、日本のものづくり文化はネット上でもいかんなく発揮されているのだな、という感慨がわき起こります。

ネット上の様々な動きを追いかける大手メディアの1つであるIT Mediaでは、5周年企画として発売元のクリプトンへのインタビューを掲載しています。

「サンクチュアリとしての初音ミク」 ミクと駆け抜けた5年、開発元・クリプトンに聞く

「世界のファンとムーブメントを作りたい」――初音ミクのネクストステージ

文責は「IT戦士」こと岡田有花氏。記者の文章としては個人的にいろいろ言いたくなることはあるものの、記事の視点は発売当初からボカロ文化に寄り添ってきた彼女ならではのもので、クリプトンがどのような思いや哲学を持ってこの初音ミク現象を「文化」として育ててきたのか、ということを書いています。

次から次へと連鎖反応のように矢継ぎ早に起きる様々な事象を、注意深く観察し、意味づけし、次の展開をどうするかを考える。音楽ソフト屋さんには理解できないようなことばかりだったでしょう。スタッフのご苦労はいかばかりか、察するにあまりあります。「マインスイーパをやってるような気分」とは偽らざるところでしょう。ファンの熱が高まれば高まるほど、一歩間違えば即炎上の危険が大きくなる世界です。そんな環境の中で同社が果たしてきた役割は、非常に大きなものがあったと思います。

ボカロ界にありながらボカロに対していろいろと物申したい向きも、クリプトンに対しては何も言わないのも、クリプトンがいついかなる時も「無名のクリエイター達」を大事にしてきたからだと思います。音楽で食える人達を増やすよりも、より多くの人達が音楽を、曲作りを、そして歌を楽しめるようする。初音ミクはその大きな起爆剤となりました。いまや音楽への入り口は、「音楽を聴く」「楽器を習う」ことと同列に「ボーカロイドに触れる」が加わったと言っていいかも知れません。そんな状況がたった5年で訪れるとは、誰も想像しなかったでしょう。

次の5年、ボーカロイド達は僕らにどんなシーンを見せてくれるんでしょうね。1つ気になったのは、上記のネット上の5周年のムーブメントで、発売当初の名曲に「懐かしい」「この頃が一番よかった」というコメントが多く付いていること。確かに私も、たまたま見た動画に初期曲が使われてたりすると、思わず胸がときめいてしまうことがあります(笑)。でも今は、「ハジメテノオト」なんて曲知らなかった、というリスナー達がボカロのムーブメントを支えている。僕らはボーカロイド文化の初期段階を支えたという自負がありますが、知らないうちにそれは次の世代の人達に引き継がれ、どんどん形を変えていくものなんだろうな、と思います。

おまけ

第9回MMD杯から動画のご紹介。息子が大好きなトーマスが出てくるので。前回のプラレール動画も好きでした。細かいネタの仕込みも面白い。

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No title

気付いたらこんなにも大きく成長していたんですね!

こんなに楽しませてもらっているのも、
クリプトンの、ボカロ文化を大事にしたいという真剣な気持ちがあってこそと思います。

今でも初期の曲を聴くと、あのときの感覚を思い出します。
形はどんどん変わっていきますが、
ハジメテノオト歌詞のとおり、望むなら、何度でも初めての音のままです。

>mizoleさん

クリプトンは元々の業態から考えたら、ボカロに関して本当によくやってると
思いますよ。ファンの期待や予想をほんの少しだけ先行するという流れを
うまく作ってきてる。自分が会社で全く畑違いの事業をやれといわれたら、
ここまでうまくできないと思います。採算だけでは測れない、「愛」を感じます。

初期の曲って、聞いた瞬間に「うおおおぉぉすげえぇぇ!」ていう感動があり
ました。今の曲の方が技術レベルも作りこみの度合いもはるかに高いのに、
何故かあのときの感動を超えられない。自分でも良く分かりません。

確かに、気付いたらこんなに、って感じですね。これからもうまく広がって
行ってくれたら面白いなと思います。

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ピアプロでは「hypersaw」、ニコニコ動画では「カップラーメンP」として活動中の週末音楽家。リンク、コメント、大歓迎です。

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